新築で平屋を建てるなら、費用の相場を把握しておきたいですよね。
ネット上を検索するとさまざまな情報がありますが、実際にはどのくらいかかるものなのでしょうか。
そこで今回は、平屋を新築する際の費用相場を徹底リサーチしてみました!
これから平屋を建てる方は、きっとお役立ていただけるはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
平屋を新築する際の費用相場は?
まずは、平屋を新築する際の費用相場をチェックしてみました。
実例を元に紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
新築平屋の3つの実例
まずは平屋を建てた3つの実例をご覧ください。
平屋2LDK 約990万円
家族構成 | 夫婦 |
土地の広さ | 約19坪 |
坪単価 | 約50万円 |
※SUUMOより
平屋3LDK 約1,420万円
家族構成 | 夫婦 |
土地の広さ | 約29坪 |
坪単価 | 約48万円 |
※SUUMOより
平屋4LDK 約2,200万円
家族構成 | 5人(夫婦+子ども3人) |
土地の広さ | 約35坪 |
坪単価 | 約62万円 |
※SUUMOより
2〜3LDKなら1,000〜2,000万円前後が建築費の相場
上記の3つの新築平屋建ての実例を元に考えると、平屋で2〜3LDKくらいの間取りであれば、建築費用は1,000〜2,000万円程度が相場です。
ただし、建築費用は「延べ床面積」「間取り」「設備」「依頼先のハウスメーカー」によって変わってきます。
ですから、必ず1,000〜2,000万円に収まるとはいえません。
あくまでも目安にしてください。
建築費に加え土地+諸経費が必要
先述したとおり、平屋(2~3LDK)の建築費用は1,000〜2,000万円ですが、ここに土地代と諸経費(諸費用)もプラスされます。
一番高くつくのは土地代です。建築する地域・場所によって金額は異なります。
それから諸経費ですが、これは登記にかかる費用のことです。司法書士に依頼するときは、さらに費用が掛かります。
小さい平屋(10坪台前半未満)ならもっと安い
こぢんまりとした小さな平屋なら、大幅に費用を抑えることができます。
たとえば、10坪前半未満でも、小さな平屋であれば夫婦二人なら快適に暮らすことが可能です。
平屋の新築は二階建てより本当に高い?実例を元に比較してみた
実例を元に検証したところ、二階建てよりも平屋の方がやや割高になることがわかりました。
その理由を詳しくご紹介します!
平屋と二階建ての実例
タイプ | 平屋 | 二階建て |
外観 | ||
間取り | ||
建築費 | 約1,850万円 | 約1,600万円 |
坪単価 | 約61万円 | 約52万円 |
延床面積 | 約30坪 | 約30坪 |
敷地面積 | 約73坪 | 約35坪 |
基礎、屋根の工事に費用がかかる
一つ目の理由は、平屋は基礎や屋根の工事に費用がかかるからです。
平屋の場合、二階建ての家よりも一階部分の延床面積にやや広さが必要となります。
致し方ない部分ではありますが、どうしても費用を抑えたいなら、平屋の延床面積を狭くするしかありません。
別途かかる土地代が高い
平屋を建てるときは、建ぺい率の関係でやや広めの土地が必要です。
二階建ての家の場合、その点は気にする必要はありません。
地域差はあるもののこのような理由からも、平屋を建てる場合は二階建てに比べると土地代が高くついてしまいます。
とはいえ平屋のほうが安い部分もあり
二階建てと比較したときに平屋の方が安く済むポイントとしては、以下のことが挙げられます。
- トイレは一箇所でいい
- 階段不要
- バルコニー不要
- 工事の際に二階建て分の足場を組む必要がない
あくまでも一例ですが、主に住宅設備や工事などの費用が掛からないため、その点では安く済ませることができるのです。
新築の平屋を安く建てるには?
新築の平屋を安く建てるポイントをまとめてみました!
- 平屋住宅を安く建てられる業者に依頼する
- 敷地面積(小さな土地)を選ぶ
- 間取りはシンプルに
- 住宅設備のグレードは上げない
新築で平屋を建てる費用を安くするには、上記4つが重要になってきます。
平屋が得意かつ安く建てられる業者を見つける
ハウスメーカーによって、得意分野は分かれます。
ですから、まずは平屋の建築が得意なメーカー(実績が豊富)を探しましょう。
その上で、できるだけ平屋を安く建てられる業者を見つければ良いのです。
大手はもちろんのこと、中小のハウスメーカーにも相見積もりを取ることをおすすめします。
敷地面積の縮小
平屋を建てる費用を抑えるためには、敷地面積を縮小することがポイントになってきます。
たとえば、駐車場のスペースなど、無駄だと感じる敷地面積はカットしましょう。
先に触れたとおり、平屋は敷地面積が広いと土地代が高くなる傾向にあります。
平屋を安く建てることを重視するなら、とにかく無駄なスペースを省くことに限るのです。
シンプルな間取りにする
平屋の場合、間取りをシンプルにすると費用を抑えることができます。
なぜ安くなるのかというと、その分、外壁、材料、壁紙などの費用がかからないからです。
間取りにこだわりすぎると、予算を大幅にオーバーすることがあるため、十分に気をつけてくださいね。
住宅設備のグレードを下げる
住宅設備は、こだわればこだわるほど高くなります。
最先端の設備を見ると、どうしても欲しくなりますが、必要以上にグレードを高くするのは危険です。
気づいたら、数百万円高くなることが多々あります。
また、同じメーカーの商品でも、グレードを下げることで節約につながることがあるものです。
ですから、予算に合わせながら適切な住宅設備のグレードを選択しましょう。
まとめ:平屋の強み、弱みを理解し理想の家を建てよう!
今回は、新築の平屋を立てる費用の価格相場についてご紹介しました。
実際のところ、見積もりを依頼するまで正確な金額はわからないものです。
だからこそ、最低でも数社に見積もりを依頼し、比較することがポイントとなります。
さっそく、気になるハウスメーカーに見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。